知的障害特別支援学校高等部作業学習における農耕班の授業・教材の特徴と学び

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  • Model Lessons and Teaching Materials Developed for Agricultural Group of High School Work Study of Special Needs Education for Intellectual Disabilities

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抄録

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[要約] 知的障害特別支援学校高等部農耕班の授業・教材の特徴を参与観察で調査した。対象とした千葉大学教育学部附属特別支援学校高等部は作業学習を教育課程の中心においた教育を行っている。その結果,⑴ 作業を細分化していること ⑵ 単元を通して作業を反復していること ⑶ 見てわかる授業・見通し立った授業になっていることの3点が明らかとなった。これら3点について,⑴ 作業を細分化することで,補助具の改良・開発等を含む指導・支援方法の改善,量や幅の数値の視覚的な理解,見通しが立ちやすい作業,協働的な学び等につながっている。⑵ 単元を通して作業を反復することで,生徒の主体性を引き出し,生徒自身が成長を感じる場面を増やすことにつながっている。⑶ 見てわかる授業・見通し立った授業にすることで,生徒の達成感や意欲を高めていくことにつながっていると,それぞれ考察した。

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