生成AIを用いた新しい情報リテラシーの教育

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  • New Education of the Information Literacy by Using Generative AI
  • セイセイ AI オ モチイタ アタラシイ ジョウホウ リテラシー ノ キョウイク

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抄録

論文

2023 年度に入ってからChatGPT が日本でも急速に普及し始めている。ChatGPT は単体だけでなく、既にEdge-Bing やGoogle に組み込まれた形でも急速に普及し始めている。この状況を受けて、現在までに文部科学省や多くの大学からChatGPT など生成AI への対応についての指針が公表されている。 そこで、筆者は、これらの生成AI を用いた新しい情報リテラシーの教育を検討するために情報収集に関する課題とアンケートを実施した。その結果、筆者が担当している受講生に限った結果ではあるが、情報収集の出典を表記するスキルが十分に習得できていないことが判明した。また、ウィキペディアを利用する受講生は多いが、辞書やコトバンク、新聞社の記事アーカイブなどの利用は多くない状況も判明した。 以上の結果から、筆者は、受講生が情報倫理や従来の情報収集手段の学習を通じて情報を正しく引用するスキルを習得した後に生成AI の利用スキルを習得するという情報リテラシーの新しい応用科目を考案した。ただし、この新しい応用科目は、Word・Excel・PowerPoint のスキル教育を主体とする今までの情報リテラシー科目が習得済みであることを前提とする。

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