書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of Uncertainty of the VMAT Absolute Dose Measurement Due to the Phantom Setup Error Using a Treatment Planning System
抄録
<p>【目的】VMATの点線量検証を実施するときには,急峻な線量領域を避けて測定する必要がある.そこで適切な測定点評価のために,治療計画装置(TPS)から計算した線量勾配を利用して,ファントム設置誤差に伴う絶対線量測定の不確かさの推定値( Uplan)を求める手法を提案する.【方法】TPSより,アイソセンタ近傍の点の計画線量値から線量勾配を求め,ファントム設置誤差を見積もり,提案した式を用いて Uplanを計算した.続いてタフウォーターファントムと電離箱線量計を用いて,TPSで指定した同一のアイソセンタ近傍の実測線量値から線量勾配を求め, Uplanと同様に Umeasを算出した.【結果】 Uplanと Umeasの相関係数は0.984となり,高い相関関係を認めた.また, Umeasと Uplanの差の平均値は−0.24%となった.これは,電離箱線量計による体積平均効果の影響を受けたことが原因と考えられた.【結語】本法で得られた Uplanは,ファントム設置誤差に伴う絶対線量測定の不確かさを反映し,測定点を評価するうえで有用であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本放射線技術学会雑誌
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日本放射線技術学会雑誌 80 (4), 345-353, 2024
公益社団法人 日本放射線技術学会