中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Difficulties in Self-Management among Late Middle-Aged and Older Adult Patients with Chronic Heart Failure

抄録

<p>目的:中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難を明らかにする。方法:入院中の患者を対象に,半構造化面接で得られたデータを質的帰納的に分析した。結果:対象者は男性9名,女性8名の計17名であった。中高年期の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難は,【心不全について判断ができない】【自己管理の効果を実感できない】【自己管理を生活に織り込めない】【自分なりに心不全に向き合っている】【辛い思いのまま生活に喜びや楽しみがない】【仕事の調整ができない】【社会的リソースが活用できない】【心不全の自分に価値が持てない】【心機能の低下により失ったものが多い】の9つのカテゴリが抽出された。結論:中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントの困難には,身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面に対応する支援が必要であることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862853908323200
  • DOI
    10.15065/jjsnr.20230511222
  • ISSN
    21896100
    21883599
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ