精神障害者の病の意味に関する文献検討

DOI
  • 栗原 淳子
    目白大学看護学部看護学科精神看護学
  • 中林 誠
    医療創生大学看護学部看護学科成人看護学

書誌事項

タイトル別名
  • Significance of Illness in Mental Health: A Literature Review

抄録

<p>目的:精神障害者にとっての病の意味を明らかにする。方法:PubMed,CINAHL,CiNii,医学中央雑誌のWeb版を使用し,「精神障害者」「精神疾患」「患者」「病」「病気」「意味」「意味づけ」「病の意味」をキーワードとした。また,日本語と英語で書かれた原著論文,事例報告,症例での質的研究に限定した。著作権に配慮し,内容を時系列に沿って統合した。結果:選定された5文献を対象とした。精神障害者の病の意味は,【精神の病であることに気づく契機】【病に至った原因を追究する】【精神の病であることを受け入れられない体験】【精神障害者であることにより受ける苦難】【自分を理解してくれる他者と病の体験を共有し共に生きる】【病の受容と自分を再構築する】の6つに分けられた。結論:医療者は病を生物学的な構造や機能の変化と捉えがちであるが,精神障害者にとって病は主観的な経験であることを認識する必要がある。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862853908328192
  • DOI
    10.15065/jjsnr.20230810229
  • ISSN
    21896100
    21883599
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ