地域高齢者の口腔衛生管理の実施状況と口腔健康に関する自覚症状, 健康意識, 教育との関連性
書誌事項
- タイトル別名
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- Subjective Symptoms, Health Awareness, and Education Related to the Status and Implementation of Oral Hygiene Care for Community-Dwelling Older Adults
抄録
<p> 目的:地域高齢者の口腔衛生管理の現状を調査し, 口腔健康に関する自覚症状, 健康意識, 教育との関連性を明らかにすることを目的とした. <br> 研究方法:自記式質問紙を用いて地域高齢者638名に調査を行った. 調査項目は対象の属性と口腔衛生管理の実施状況で, 関連性はχ2検定またはFisherの正確確率検定を用いて分析した. <br> 結果:410名から回答を得た. 口腔衛生管理の実施率で最も高かったのは, 歯間掃除75.4%で, 衛生管理用具の使用率で最も高かったのは, 歯間掃除用具51.7%であった. 口腔衛生管理は, 後期高齢者, 女性, 口腔のケアの面倒さ意識なし, 興味・関心あり, 定期的な歯科受診あり, 口腔のケアの指導を受けた経験ありで有意に実施されていた (P<0.05). <br> 考察:高齢者が口腔衛生管理を行ううえで, 面倒さを感じないような工夫や, 興味・関心を引き出すような働きかけ, 専門職からの指導を受ける等を促進する必要があると考える.<br> 結論:口腔衛生管理の実施状況は, 口腔の健康意識や教育などの口腔の健康に関する要因と関連していた. </p>
収録刊行物
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- 日本看護技術学会誌
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日本看護技術学会誌 23 (0), 30-36, 2024-04-20
日本看護技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862853908518528
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- ISSN
- 24238511
- 13495429
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可