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- 大久保 智睦
- 文教大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Research on Coloration and Adhesive Strength in Paintings Primarily done with Mineral Pigments based on a Sensory Evaluation of Glue
- コウ ノ カンノウ シケン ヒョウカ カラ ミチビク イワ サイ オ ヌシ ト シタ カイガ ニ オケル サイシキ ・ コチャク キョウド ノ ケンキュウ
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説明
日本画の岩絵の具は,岩彩とも言われ,主に鉱物や土などが原料となっている.顔料そのものに固着性が無いために接着材として,膠を使用する.膠の原料は,動物の皮や骨などから抽出され,書画や工芸の制作及び,修復に広く活用されてきた.主成分は,ゼラチンで油脂などの不純物も僅かに含んでいる.日本画制作においての膠は,顔料を基底材に固定する接着剤として作用し,絵の具の塗布作業性,絵の具層の剥落や耐水性などの安定性は,膠の流動特性や剛性,柔軟性といった諸物性の影響を強く受ける.また動物性タンパク質の為,腐敗にも気を付ける必要がある.一見すると取り扱いに熟達を要するので敬遠されることもあるが,千年以上に渡る恒久性は歴史が証明している.他の展色剤には無い特性として,可逆性があるので,慣れると様々な応用が利く描画材料であるとも言える.筆者も実践を重ねる中で,改めて伝統的材料の重要性を再認識することができ,今後の制作研究を進めるにあたり,膠の組成にも着目して取り組んでいきたい.
収録刊行物
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- 教育学部紀要
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教育学部紀要 57 67-78, 2023-12-24
文教大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862864959841920
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- NII書誌ID
- AN00221889
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- NDL書誌ID
- 033424117
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- ISSN
- 03882144
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可