短期大学における医師事務作業補助者の養成 : - タスク・シフト/シェア推進の観点から -

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  • Training of Physician Administrative Assistants at Junior Colleges : - Task Shift/Share Promotion Perspective -

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抄録

「医師事務作業補助体制加算」が創設されて15年目を迎え、厚生労働省医政局は、平成29年(2017年)「医師の働き方改革に関する検討会」を発足させ、検討会議を重ねた。令和6年(2024年)には医師の時間外労働の上限規制の適用が開始されることが決定している。医師の業務軽減策としてタスク・シフト/シェアの推進が謳われており、その業務の一部は医師事務作業補助者の業務範囲であるとされている。これらを踏まえ、医師からのタスク・シフティングとして担う業務への対応度の検討と、本学卒業生への聞き取り結果の考察を行ったところ、システムの実技演習、患者接遇について、より細やかで状況に合わせた学びが必要であることがわかった。また、卒業生への聞き取り調査によって、実務演習や専門知識習得の重要性を再認識した。医師からのタスク・シフティングを確実に遂行できる人材を輩出していくことで、医療機関の円滑な診療業務の貢献に繋げていきたい。

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