-
- 人見 祐基
- 国立国際医療研究センター研究所疾患ゲノム研究部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Pathogenesis of autoimmune diseases caused by genetic variants of co-stimulatory molecules for antigen presentation
抄録
<p>自己免疫疾患は、自己抗原に対する免疫応答を回避するトレランス(免疫寛容)の破綻を原因とし、その発症には遺伝要因と環境要因の総合的な寄与が想定されている。これまでに、ゲノムワイド関連解析(GWAS)などの網羅的なゲノム解析手法が実施され、多数の疾患感受性遺伝子領域が同定されてきた。この中で、ヒト白血球抗原(HLA)からT細胞抗原受容体(TCR)への抗原提示において重要な役割を担う補助シグナル分子をコードする遺伝子の多くは、複数の自己免疫疾患に共通する疾患感受性遺伝子領域である。in silico解析やゲノム編集技術のCRISPR/Cas9を活用したpost-GWAS解析を駆使することによって、CD80・ICOSLG・CD40・CD58・CD28・CTLA4・PDCD1が特定の遺伝的バリアントに起因して自己免疫疾患の病態へ関与することが明らかとなった。</p>
収録刊行物
-
- Major Histocompatibility Complex
-
Major Histocompatibility Complex 31 (1), 20-28, 2024
日本組織適合性学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390862887140807168
-
- ISSN
- 21874239
- 21869995
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可