教育研究を行う上で最適な研究デザインを構築するために

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書誌事項

タイトル別名
  • Constructing an optimal research design for educational research
  • —considerations and issues—
  • ―事例を交えた検討と課題―

抄録

<p>教育研究を行うことの難しさとして,どのように論文化まで持っていけばいいのか,イメージを掴みにくいことが挙げられる.本稿では教育研究に対する敷居を少しでも低くできるよう,量的研究を想定した教育研究の研究デザインについて自施設での事例を交えて検討する.第一に,一般的な臨床研究と教育研究との類似点と相違点について,母集団と標本との関係から紐解く.またリサーチクエスチョンを明確化するのに有用なPECO(PICO)を紹介し,これを用いて教育研究における研究デザインの枠組みを構築する際,どのような点の設定が難しいのか考察する.第二に,自施設での教育研究事例について,研究デザインの枠組みや苦労した点,工夫を行っている点なども含めて紹介する.最後に,自施設で行った教育研究から得られた注意点や課題について,筆者の視点を論じる.本稿が薬学教育に関わる多くの研究者にとって,少しでも有益となれば幸いである.</p>

収録刊行物

  • 薬学教育

    薬学教育 advpub (0), 2024

    一般社団法人 日本薬学教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862931515523072
  • DOI
    10.24489/jjphe.2023-038
  • ISSN
    24334774
    24324124
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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