間質性肺炎におけるアドバンス・ケア・プランニングの重要性

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タイトル別名
  • Importance of advance care planning in patients with interstitial pneumonia

抄録

<p>アドバンス・ケア・プランニング(ACP; Advance Care Planning)は,医療に価値観を反映させるプロセスであり,「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(2018年改訂)」に概念が盛り込まれている.死は自ら体験し得ない現象であり,ACPは死にゆく過程への緩和ケアといえる.</p><p>急性増悪により間質性肺炎療養者の命にかかわる時,事前に意思表示の機会がなければ,医療に価値観を反映させることの保障ができず,その判断は家族に委ねられる.意思決定は,欧米では本人の自律が主流であるが,わが国では療養者と家族,医療者との関係性の中で意思決定を行う自律(relational autonomy)が一般的である.価値観を医療に反映させることは自律の原則への支援であり,ACPは重要である.</p><p>看護師は生活援助の際,療養者の生活習慣を確認し価値観をケアに反映させており,日頃からACPを実践している.Kalluri et al(2021)は,早期からACPの介入を提示しており,ACPは,Good deathへの援助といえる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862931516876288
  • DOI
    10.15032/jsrcr.32.105
  • ISSN
    21894760
    18817319
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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