保育者養成校における学生の対話的活動を通した専門職意識の変化に関する一考察

DOI 機関リポジトリ オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Changes in Professional Attitudes through Interactive Activities of Students in a Training School for Child Careworker

この論文をさがす

抄録

本研究は、保育者養成課程における対話的活動を授業で取り入れた際に、学生の保育に関する思考等の専門職意識の変化がみられるかについて、保育に関する質問の自由記述からテキストマインニングを用いて検討を行なった。その結果、授業初回と最終回で同様の質問から抽出された言葉に対し、大きな変化はなかったものの、初回には学生自身が望ましいと考える子どもの行動を促すアプローチに関する言葉が特徴として多く確認された。一方で、最終回では子どもの心情や子どもの意思を尊重した上で求められる育ちに関する言葉が特徴として現れた。学生は、他者との対話的活動を通して、自らの保育観に対する考えを広げ、専門職意識の向上につながっているのだと考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ