インプラント周囲骨吸収を認めた開咬患者に対し咬合再構成を行った1症例

DOI
  • 吉村 麻里奈
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 長 太一
    関東・甲信越支部(北海道形成歯科研究会) 北海道大学大学院歯学研究院口腔病態学講座口腔顎顔面外科学教室 医療法人徳洲会共愛会病院歯科口腔外科 医療法人徳洲会東京西徳洲会病院歯科口腔外科
  • 長 清美
    日本赤十字看護大学大学院
  • 堀 聖尚
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 三冨 純一
    関東・甲信越支部(北海道形成歯科研究会)
  • 山田 健太郎
    関東・甲信越支部(北海道形成歯科研究会)
  • 長谷川 健
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 瓦井 徹
    関東・甲信越支部(北海道形成歯科研究会)
  • 山口 一史
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 竹田 智郎
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 松沢 祐介
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)
  • 吉村 治範
    東北・北海道支部(北海道形成歯科研究会)

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Occlusal Reconstruction in an Open-bite Patient with Peri-implant Bone Resorption

抄録

<p>近年,インプラント周囲骨吸収に関する細菌感染以外のさまざまな要因について注目されている.そのなかでオーバーロードも重要な要因の一つとして挙げられる.しかし,インプラント周囲骨の吸収原因がオーバーロードか感染かを鑑別するのは困難である.今回我々は,咬合治療することでインプラント周囲の骨吸収が改善した症例を経験したので報告する.</p><p>患者は49歳,女性.37の歯肉腫脹を主訴に当科を受診した.開咬および37の歯根破折,47部インプラント周囲の骨吸収を認めた.37の抜歯後2か月で36部にインプラント埋入術を行い,暫間補綴装置によるアンテリアガイダンスを付与し前歯部の咬合離開の改善を行った.その後,最終上部構造を装着した.47部の骨吸収の改善を認めた.術後9年が経過した現在,良好な経過をたどっている.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863008736905472
  • DOI
    10.11237/jsoi.37.53
  • ISSN
    21879117
    09146695
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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