NPOメンバーのコミュニティ感覚が団体への愛着,健康感,幸福感に与える影響

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書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of NPO Members’ Sense of Community on Their Well-being, Health, and Attachment to Their NPO: The Validity of a Cognitive Social Capital Scale in Organizations Based on the Sense of Community
  • ―コミュニティ感覚に基づく組織内の認知的ソーシャル・キャピタル尺度の有効性―

抄録

<p>本研究は,「理念共感と貢献意欲」,「自己有用感」,「居心地の良さ」の3因子から構成されるコミュニティ感覚の心理尺度をNPOの組織内ソーシャル・キャピタルを測定する新しい尺度として位置づけ,それがメンバーの団体に対する愛着,幸福感,健康感,団体活動へのコミットメント等に与える影響を分析し,その有効性を検証する.2016年から2018年にかけて,2,736名のNPO団体関係者に対してアンケート調査を実施し,順序プロビットモデルを用いて分析した結果,居心地の良さが幸福感に与える影響を除いて,3因子のすべてが愛着,幸福感,健康感,コミットメントを高める有意な傾向が確認された.調査データから,無償ボランティアおよび活動歴の短い人たちの自己有用感が低いこと,活動時間が長いほど健康感が低くなる傾向があり,月100時間を超えると理念共感と貢献意欲,居心地の良さの2因子が低下することが明らかになった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863019774197248
  • DOI
    10.11433/janpora.npr-d-22-00014
  • ISSN
    13464116
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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