介護老人福祉施設における介護ロボットの使用状況と 施設長及び専門職の使用意識

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タイトル別名
  • Use of Nursing Care Robots in Nursing Care Facilities for the Elderly and Recognition of Changes in Care Approach Due to Robot Use by Facility Managers and Professional Staff

抄録

介護老人福祉施設における介護ロボットの使用状況と職員の意識を明らかにするために、47都道府県の介護老 人福祉施設835施設(全国8,234施設の1 割程度、2021年10月現在)に、無作為自記式郵送調査を実施した(回収率 15.9%)。その結果、介護ロボットの導入経験は72件(54.1%)あり、「見守りロボット」「移乗介助ロボット」「入浴 支援」の順に使用していた。また、介護ロボット使用に関する意識を5 件法で回答してもらい、主因子法による因子 分析をした結果、「業務軽減」「使用課題」「使用効果」「利用者の安全」「ロボットへの依存」の5因子が抽出された。 施設長と専門職の各因子の平均得点の差は、「利用者の安全」は、施設長が専門職より有意に高く、「ロボット依存」 では専門職が有意に高かった。介護ロボットの使用を推進するためには、介護ロボットの種類別使用状況と専門職の 意識を十分把握し、組織体制づくりを構築していく必要性を課題とした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863041926286720
  • DOI
    10.34591/humanwellbeing.23.2_107
  • ISSN
    24359254
    13465821
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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