関節症性乾癬とサルコイドーシスの合併に対して抗 IL-23 モノクローナル抗体製剤を使用した 1 例

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タイトル別名
  • A Case of Psoriatic Arthritis and Sarcoidosis Treated with Anti-IL-23 Monoclonal Antibody

抄録

<p>サルコイドーシスは,両側肺門リンパ節腫脹,心サルコイド,ぶどう膜炎,皮膚サルコイドなど多彩な臨床症状をとる組織学的に非乾酪性肉芽腫を特徴とした疾患である。その病因は不明とされているが,近年,肉芽種からインターロイキン(IL)-12,IL-23,腫瘍壊死因子(TNF)-α などの炎症性サイトカインの分泌が確認され,IL-12/IL-23 の阻害は,慢性サルコイドーシスの治療に有効である可能性が指摘されている。本症例は関節症性乾癬に対して抗 IL-17 抗体製剤使用中に発症したサルコイドーシスに対し,抗 IL-23 抗体製剤に変更することでその治療効果をみた。乾癬とサルコイドーシスの合併例についてと,両疾患の共通の炎症性サイトカインについて考察する。</p>

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 86 (2), 133-135, 2024-04-01

    日本皮膚科学会西部支部

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863041926497792
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.86.133
  • ISSN
    18804047
    03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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