プランルカストとレベチラセタムのいずれかか両方による 薬剤性間質性肺炎疑いの重症心身障害児例

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  • プランルカスト ト レベチラセタム ノ イズレ カカ リョウホウ ニ ヨル ヤクザイセイ カンシツセイ ハイエン ウタガイ ノ ジュウショウ シンシン ショウガイジレイ

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プランルカスト,レベチラセタム(LEV)は小児から成人まで幅広く使用される薬剤で,合併症として薬剤性肺障害の症例報告は少ない.この2剤のどちらかあるいは両方が原因と考えられた薬剤性間質性肺炎疑いの幼児を報告する.症例は3歳の女児.生後2週に細菌性髄膜炎および敗血症性ショックとなり重症心身障害児となった.構造的てんかんを発症しLEVを含めた複数の抗てんかん薬を内服していた.2歳に喘息と診断されプランルカストを内服していた.低酸素血症と両側肺野のびまん性浸潤影から誤嚥性肺炎を疑い加療したが改善せず,KL-6高値から薬剤性間質性肺炎を疑った.プランルカストとLEVの薬剤リンパ球刺激試験が陽性で,両薬剤の中止により低酸素血症が改善した.重症心身障害児は誤嚥性肺炎を合併しやすいが,治療に反応しない場合は薬剤性肺障害を検討し,臨床経過や検査結果から判断して早期に被疑薬を中止することが重要である.

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