GIGAスクール構想とその後の課題

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  • The GIGA school initiative and subsequent challenges
  • GIGA スクール コウソウ ト ソノゴ ノ カダイ
  • ギガ スクール コウソウ ト ソノゴ ノ カダイ

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抄録

ICT技術の発展により教育現場においてもICTの活用が求められるようになった。2018年度より推進されているGIGAスクール構想では,ICT教育環境の格差の是正を目指し,ICTの活用によりすべての子どもたちの学びを保証できる環境整備に取り組んでいる。公立小中学校では2022年度末には1人1台や教室環境の整備がほぼ完了し,構想は次の段階に入ろうとしているものの,高校のICT端末整備,普通教室以外の学校施設のICT化,校務DXの実現,クラウド活用,教員のICT活用指導力の向上,家庭の環境整備などの課題が残る。「個別最適な学び」と「協働的な学び」を支えるためにも,学校・自治体間の連携を強め,学校間・家庭間のデジタル格差を是正し,整備にかかる継続的な予算化が必須である。そのためにも,ICT活用が学力向上につながっているという実証的データを示すことが必要であると考えられる。

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