踵骨骨折に対する外側小皮切を用いたスクリュー固定による治療成績の検討

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抄録

<p>当院での踵骨骨折に対する外側小皮切でのスクリュー固定術の治療成績について検討した.対象は外側小皮切でスクリュー固定を行った10例11足(男8足,女3足,平均年齢63歳)とした.主要評価項目を創部合併症の有無,術後のSAFE-Qスコア,術前後のBöhler角.副次評価項目を関節面の整復保持,手術待機日数,手術時間,合併症として調査を行った.結果,創部合併症を認めた症例はなかった.平均Böhler角は術前7度,術術直後22.4度,術後3カ月20.1度,術後6カ月17.5度であった.平均SAFE-Qは3カ月74.5点,6カ月86.9点であった.平均手術待機日数は6.4日,平均手術時間は80.7分,手術合併症は再手術症例の1足であった.踵骨骨折の手術療法において,外側小皮切によるスクリュー固定は軽度の整復損失はあるものの,創部合併症なく,短期臨床成績は良好であった.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863097403058176
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.178
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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