Hansson DC Nailを用いた大腿骨転子部骨折の治療経験

DOI

抄録

<p>ハンソン・イノベーション社製Hansson DC Nail®(以下,DC Nail)は① ヘッドエレメントがtwin hookであること,②twin hook挿入部下縁にノッチを作成することでAdvanced Dynamization(以下,AD),つまり骨軸方向へ圧迫力をかけられること,③ 遠位横止めスクリューがshort nailと同位置で280~380mmの選択肢をもつSuperior Lock Nail(以下,SL Nail)がラインナップされている,といった特徴をもつ新しいインプラントである.今回,DC Nailを用いて大腿骨転子部骨折の治療を行なった11例(short nail 8例,SL Nail 3例)の治療成績を評価した.男性1例,女性10例,手術時年齢は平均86.1歳(69~99歳),術後平均観察期間は6.4か月(3~7か月).平均スライディング量は1.8mm(0~4mm)でカットアウトや術中骨折などの合併症の発生はなかった.DC Nailは大腿骨転子部骨折における有用なインプラントであると思われた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863097403061632
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.32
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ