当院における小児上腕骨外側顆骨折の手術成績

DOI

抄録

<p>対象は2011年1月~2022年12月までに当院で手術を施行した上腕骨外側顆骨折37例37肘のうち,12カ月以上経過観察可能であった30例30肘(男児20例,女児10例),年齢は平均5.97歳(1~11歳),骨折型はWadsworth分類Ⅱ型17肘,Ⅲ型が13肘で術式は経皮的鋼線刺入固定術が4肘,Tension band wiring(TBW)が26肘,平均経過観察期間は31カ月(12~99カ月)であった.年齢・性別・Wadsworth分類・術式・Flynnの評価基準・術後X線の関節面Gapの有無・Carrying angle(CA)・fishtail deformity(FTD)について検討した.FTDは16/30肘に認めた.術後X線でGap残存例は9肘あり,鋼線刺入固定術では4/4肘,TBWでは5/26肘であった.FTDの発生頻度を下げるためにgapを残さない手術が有用である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390863097403086080
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.237
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ