硬膜内に脱出した再発腰椎椎間板ヘルニアの一例
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- 眞島 新
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 前田 健
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 久保田 健介
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 畑 和宏
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 坂井 宏旭
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 益田 宗彰
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 森下 雄一郎
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 林 哲生
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 横田 和也
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 大迫 浩平
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 伊藤田 慶
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
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- 河野 修
- 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
抄録
<p>【はじめに】硬膜内に脱出した腰椎椎間板ヘルニアは稀な疾患である.発生リスクとしては長期羅患期間や,同部位の手術既往等が挙げられる.今回,MRIで硬膜内に脱出した腰椎椎間板ヘルニアを疑い手術加療を行った一例を経験したので報告する.【症例】41歳男性,177 cm,130 kg.19歳時にヘルニアを指摘.39歳時に腰痛・下肢痛が増悪,脊柱管狭窄も認めたため椎弓切除の上L4/5左・L5/S1両側ヘルニア摘出術を施行.術後症状軽快したが,2年後に症状再燃し脱力も出現.MRIでL4/5に巨大ヘルニアの再発があり,hawk-beak signを認め硬膜内への脱出を疑った.硬膜上の瘢痕を切除し,硬膜を切開してヘルニアを摘出.硬膜腹側にはヘルニア脱出孔が観察できた.術後症状は軽快した.【結語】通常のスクリーニング画像で硬膜内脱出ヘルニアを明確に診断することは困難であるが,特徴的な画像所見や病歴で鑑別診断に組み込むことが重要である.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (2), 309-313, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390863097403099264
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可