公共空間における社会的合意形成を目指す社会科授業実践 : ポスト・ノーマル・サイエンス領域の論争を題材として

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  • Teaching practice to build a social consensus on the issue of cell-based meat in Japan: Through discussing issues of post-normal science

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抄録

本実践は社会科の視点から「科学コミュニケーション」の在り方について提案するものである。開発した単元では、ポスト・ノーマル・サイエンス領域として取り扱われる社会的論争問題を題材とし、探究の中心的問いを設定した。生徒間で行われるコンセンサス会議を通して、市民の問題として科学技術の問題をとらえ、合意形成を行う授業開発を行った。その結果、生徒は社会的論争問題に対して、社会的な見方・考え方をはたらかせて自身の主張をつくりあげることができた。しかし、授業における「科学コミュニケーション」としての妥当性については、生徒間の対話の過程を分析し検討する必要があり、今後の課題として示唆された。

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