MRI を撮影した人工内耳装用者の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Magnetic resonance imaging of cochlear implant users
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説明
<p>MRI を撮影した人工内耳装用症例を 2021 年までに 18 例経験した。MRI の撮影範囲の内訳は頭頸部 9 例、胸髄 2 例、肩関節 1 例、肝臓 1 例、腰仙髄 2 例、脊椎 1 例、骨盤 2 例であった。このうち頭頸部 MRI を撮影した 8 例は撮影範囲に人工内耳のアーチファクトを認めた。MRI 撮影後の人工内耳トラブルが 4 例に生じ、うち 1 例で体内器の磁石を入れ替える手術を要した。MRI の強調像のうち、拡散強調像は磁石を入れた状態では評価困難であった。MRI 画像の欠損範囲や検査後のトラブルを把握しておくことで、他科の医師との MRI 検査計画を立てやすくなり、また患者の検査への理解を深めることに役立てることが可能と考えられた。</p>
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 69 (3), 153-159, 2023-05-20
耳鼻と臨床会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390863241225537536
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- ISSN
- 21851034
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可