モーツァルトのピアノ・ソナタに見られるピアニズムの変化

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タイトル別名
  • Pianistic Changes in the Mozart Piano Sonatas

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2022年11月23日、サントリーホール・ ブルーローズにおいて久元 祐子 モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会 vol.6を開催した。全6回にわたり行ってきたシリーズの最終回にあたるこの演奏会では、モーツァルトがウィーンで最も活発な作曲・演奏活動を繰り広げていた時期に創作された作品を取り上げた。ウィーンに移り住んで間もなく使用したシュタイン制作のフォルテピアノと円熟期から晩年にかけて愛用したヴァルター制作のフォルテピアノの音色や仕様の違いは、作品の性格、表現、語法にも影響を与えた。そしてモーツァルト自身のフォルテピアノに対する習熟は、晩年の鍵盤作品の円熟に繋がった。本稿は、モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏の経験を通じ、モーツァルトの作曲技法と作品に現れるピアニズムについて考察を行うものである。プログラムについては、当日配布のプログラム・ノートに加筆・再構成を行った。

収録刊行物

  • 研究紀要

    研究紀要 58 303-307, 2024-03-31

    国立音楽大学

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