重症肺高血圧を伴う心室中隔欠損症に対して“treat and repair”で治療し得た2症例
書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Ventricular Septal Defect with Severe Pulmonary Hypertension Treated with “Treat and Repair”
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説明
心室中隔欠損症(VSD)の多くは幼少期に診断され,成人期到達時には自然閉鎖,または手術されていることが多く,成人期で手術適応となることは稀である.成人期のVSDではシャント量の少ない小さなVSDか,すでに肺高血圧を伴い治療適応外と診断されたVSDが見られる.特に重症肺高血圧を伴うVSDではEisenmenger症候群と診断され,保存的な治療のみで経過観察されてきた症例が存在する.しかし近年肺高血圧治療薬の進歩により,重症肺高血圧を伴うVSDであっても,肺高血圧治療薬で治療した後に外科的治療を行う“treat and repair”が有用であると報告されている.今回,重症肺高血圧を伴うVSDに対して“treat and repair”で外科的治療に到達し得た2例を報告する.
収録刊行物
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- 日本成人先天性心疾患学会雑誌
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日本成人先天性心疾患学会雑誌 13 (2), 15-20, 2024-05-31
日本成人先天性心疾患学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390863329503250304
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- ISSN
- 2435287X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可