書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on “~TEOIDE”
- ゲンダイ ニホンゴ ニ オケル 「~テ オイデ 」 ニ ツイテ
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説明
大型中型の国語辞書を確認すると、いずれの記述においても「おいで」には「来る」「居る」「行く」の3つの意味があることが記されている。「行く」意に関しては学習者にとって馴染みがないこと、従来の先行研究で本動詞用法についての記述が中心で、補助動詞用法の言及が少ないことの2点から、本稿は BCCWJ のデータを手がかりに現代日本語における「~ておいで」の使用実態を明らかにした。その結果、書き言葉コーパスのデータを考察しても「~ておいで」は会話の性格を持つ表現で、親しみをこめた表現のほか、共起する敬語形式によっては敬意度の高い表現として使われる場合もあることがわかった。また、現代日本語においては「~ていく」意がほぼ使われないことも明らかになった。
収録刊行物
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- 埼玉大学紀要. 教養学部
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埼玉大学紀要. 教養学部 59 (2), 175-190, 2024-03
埼玉大学教養学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390863329512262144
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- NII書誌ID
- AA12017560
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- NDL書誌ID
- 033455237
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- ISSN
- 1349824X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ