個人と組織におけるウェルビーイング研究の今 - 感謝の切り口から見る

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<p>感謝に関する研究は,ポジティブ心理学の中で重要なテーマの一つとなっている。感謝の感情は,私たちが他者の好意や自然界への恩恵に対し感じる積極的な感情であり,幸福感や生きがいへの良い影響,ストレス軽減など様々なメンタルヘルスの効果が示され始めている。そこで本シンポジウムでは,個人と組織における感謝の研究を紹介し,感謝がウェルビーイングにどう関わるのか,その機序について考え,応用の可能性について考察を深めたい。具体的には,まず島井(関西福祉科学大学)が感謝から見たウェルビーイング研究の概観の発表を行う。次に池田(九州大学)が,組織における感謝の心理的効果の研究について発表し,大成(Interbeing)が,実際の組織における感謝に関わるデータをデータサイエンスの手法で解析した結果を紹介する。Nawa(情報通信研究機構)は,個人の感謝特性とウェルビーイングの各種指標との関係について発表を行い,山岸(立命館大学)は個人の感謝行動による分類とその特徴について発表を行う。最後に,今後の当該研究の方向性について展望する。</p>

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