不登校児童生徒の再登校傾向に応じた教師による支援

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  • Teachers' Supports for School Non-Attendance Based on Studentsʼ Readiness to Return to School

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説明

不登校児童生徒を支援する際には,不登校の経過・回復過程,タイプなど常態化した児童生徒の特徴,年齢や発達などに関する査定が必要だと言われる。本研究の目的は,その中の経過・回復過程に注目し,その再登校傾向に応じた有効な支援方法を,教師の視点を用いて明らかにすることであった。まず再登校傾向を捉えるための観点を明らかにし,これを査定するための項目を選定するため,合計309名の教師を対象に調査を行った。探索的因子分析により『混乱』と『受容』からなる構造が見いだされ,判別分析及び確認的因子分析による妥当性の検討を経て測定項目が選定された。次に221名の教師を対象とした調査から,『混乱』が低く『受容』が高い場合に最も再登校が可能であり,これに次いで『混乱』が高く『受容』も高い場合に再登校が可能であることが明らかにされた。これら『受容』が高い2つの場合においては,教師による多様な支援方法が有効にはたらき,登校刺激を与える好機であることが示された。その一方,『受容』が低い場合では,常態化した児童生徒の特徴に基づく支援が有効であることが考察された。

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