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- 戦後復興期における経済計画とは(1)
- センゴ フッコウキ ニ オケル ケイザイ ケイカク トワ(1)
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1945年12月,外務省と商工省から出された2つの試算は,ポーレー中間賠償案への日本側からの反論であった。これらの資料作成の中心に大来佐武郎が存在し,その後の経済計画作成にも関わることになる。両試算の目的が賠償計画の反論であったとしても,これら資料は敗戦後5年の日本の姿,そしてその産業構造を描くという意味では,初期の経済計画とみなすことができ,その思考過程はその後の「経済復興計画」にもつながるものである。さらには,あるべき姿としての産業構造を不完全ながらもこの中で描いたからこそ,経済復興を担う政府は,その後の重化学工業化への道筋を意識できたといえるのではないか。
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- 名古屋学院大学論集 社会科学篇
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名古屋学院大学論集 社会科学篇 61 (1), 1-17, 2024-07-31
名古屋学院大学総合研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390864026244636416
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- NII Book ID
- AN00179487
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- NDL BIB ID
- 033672834
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- ISSN
- 03850048
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL Search
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- Abstract License Flag
- Allowed