若年就業者におけるキャリア自律の志向性と職場定着― 支援施策は“諸刃の剣”か? ―

書誌事項

タイトル別名
  • Career Self-Reliance Orientation and Workplace Retention among Young Workers: Are Career Support Measures a “Double-Edged Sword” ?
  • ジャクネン シュウギョウシャ ニ オケル キャリア ジリツ ノ シコウセイ ト ショクバ テイチャク : シエン シサク ワ"モロハ ノ ケン"カ?

この論文をさがす

説明

キャリア自律を推進する企業が増えているが,その一方で各種の支援施策が離職や人材流出を招く懸念も指摘されている。本研究では,就業者が抱くキャリア自律の志向性を考慮した分析を行い,キャリア支援施策の活用度と職場定着に関わる心理的変数との関連を検討した。若年就業者255 名のWeb調査への回答の分析から,キャリア支援施策は離職意思の抑制と組織コミットメントの向上という職場定着に有益な効果を持つことが示された。またその効果は,就業者が業界内や専門分野での活躍など広い視野をもつ専門キャリア志向を抱く場合に,より顕著に表れることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ