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- 堀 誠治
- 東京慈恵医科大学感染制御部
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- 内納 和浩
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 松本 卓之
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 山口 広貴
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 高橋 周美
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 濱島 里子
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 温井 香織
- 第一三共株式会社薬制部
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- 江田 久乃
- 第一三共株式会社安全管理統括部
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- 椎名 晶子
- 第一三共株式会社安全管理統括部
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- 瀧田 厚
- 第一三共株式会社データサイエンス部
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- 山之内 直樹
- 第一三共株式会社データサイエンス部
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- 水野 正巳
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
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- 奥谷 幸裕
- 第一三共株式会社メディカルアフェアーズ部
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on the safety and efficacy of sitafloxacin at a dose of 100mg once a day —Results of the use-results survey—
- シヨウ ジッタイ カ ニ オケル sitafloxacin100mg1ニチ 1カイ トウヨ ノ アンゼンセイ ・ ユウコウセイ
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説明
<p>経口キノロン系薬であるsitafloxacin(STFX,グレースビット®錠50 mg・細粒10%)は,2011年8月に1回100mg1日1回投与が新たな用法・用量として承認され,2011年12月から2013年5月にかけて本用法・用量における使用成績調査を実施した。全国226施設の医療機関から1,186例の調査票を収集し,安全性は1,089例,有効性は1,069例で検討した。</p><p>副作用発現率は2.11%(23/1,089例)であり,重篤な副作用は認められなかった。主な副作用は下痢1.10%(12/1,089例)であり,12例中10例が本剤投与開始から4日以内に発現し,転帰は不明の1例を除き,いずれも回復または軽快した。</p><p>本剤と併用注意となっているフェニル酢酸系またはプロピオン酸系非ステロイド性抗炎症薬は17.6%(192/1,089例)で併用されていたが,併用例で中枢神経系副作用は認められなかった。</p><p>有効率は全体で96.4%(1,030/1,069例)であり,感染症領域別には,呼吸器感染症97.0%(387/399例),尿路感染症96.7%(353/365例),婦人科領域感染症94.7%(36/38例),耳鼻科領域感染症92.3%(132/143例),歯科・口腔外科領域感染症98.4%(122/124例)で,いずれも90%以上であった。</p><p>菌消失率は全体で94.4%(185/196株)であり,グラム陽性菌95.4%(62/65株),グラム陰性菌92.2%(94/102株),偏性嫌気性菌100.0%(11/11株),非定型菌100.0%(18/18株)であった。</p><p>以上,STFX 1回100 mg 1日1回投与は,その安全性に大きな問題点は認められず,呼吸器,尿路,婦人科,耳鼻科,歯科・口腔外科の各領域感染症に対して90%以上の有効率を示したことから,使用実態下においても有用な投与方法であることが確認された。</p>
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Antibiotics
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The Japanese Journal of Antibiotics 67 (3), 175-191, 2014-06-25
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390864501717053824
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- NII論文ID
- 40020132129
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- NII書誌ID
- AN00002626
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- ISSN
- 21865477
- 03682781
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- NDL書誌ID
- 025602404
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可