下部消化管出血をきたす大腸毛細血管拡張症の臨床的特徴と治療

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  • CLINICAL FEATURES AND TREATMENT FOR PATIENTS WITH ACUTE HEMATOCHEZIA CAUSED BY ANGIOECTASIA

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説明

<p>消化管毛細血管拡張症は大腸に最も多く,間欠的で再発性の出血をしばしば起こす.その出血は約40%で自然止血が期待できるが,輸血や入院を必要とする出血となることもある.入院を要する血便患者のうち大腸毛細血管拡張症出血は1.3%を占めることが本邦の大規模コホート研究で示されている.毛細血管拡張症出血に対する内視鏡的治療は,急性期出血の止血効果を期待できるものの,再出血予防効果においては評価が定まっていない.止血方法としては,アルゴンプラズマ凝固(argon plasma coagulation:APC)治療が第一選択と考えられている.本稿では,大腸毛細血管拡張症出血の臨床的特徴と治療方針,APCの概要と治療の実際,そして内科的治療を含めた課題について解説する.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390864869326567680
  • DOI
    10.11280/gee.66.2475
  • ISSN
    18845738
    03871207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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