指向性スピーカーを使用した看護介入が難聴を伴う認知症患者の臨床症状に与える影響の検討 第一報

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書誌事項

タイトル別名
  • Investigation for effects of nursing intervention using a directional speaker on clinical symptoms of dementia patients with hearing loss : First report.

説明

<p>【目的】指向性スピーカーを使用して,難聴を伴う認知症患者への看護介入による臨床症状への効果の評価を行った。【方法】入院中で難聴を伴う認知症患者4名に対し,看護師がコミューンを使用して患者に関わり,認知機能をMini Mental State Examination-Japanese(MMSE)で,認知症に伴う行動・心理症状と看護師の職業負担度をNeuropsychiatric Inventory-Nursing Home Version(NPI-NH)で,客観的な生活の質をQuality of Life of Dementia Japanese(QLDJ)で評価した。介入開始前,1ヵ月後,2ヵ月後,3ヵ月後で評価を行い,変化を評定した。【結果】MMSE得点が2名で改善し,NPI-NH得点は2名で改善した。QLDJ得点の周囲との生き生きとした交流は1名で,自分らしさの表現は3名で,対応困難な行動のコントロールは1名で向上した。【結論】コミューンによる補聴が認知症患者の認知機能や認知症に伴う行動・心理症状,客観的QOL,看護師の職業負担度に影響を与える可能性が考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390864944467163264
  • DOI
    10.57444/shikokuactamedica.80.3.4_113
  • ISSN
    27583279
    00373699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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