ポリマー凝集剤による浚渫発生土の短期排水性能と影響要因

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECTS OF POLYMER FLOCCULANTS ON SHORT-TERM DRAINAGE PEFORMANCE OF DREDGED SOIL AND FACTORS INFLUENCING THE PERFORMANCE

説明

<p> 著者らはポリマー凝集剤が及ぼす土粒子間の架橋吸着作用に着目し,天日乾燥や機械脱水などの既往技術に比べて簡易で経済的な浚渫発生土の減容方法を検討している.本研究では,ポリマーを添加混合した浚渫発生土の排水性を明らかにするために種々の室内実験を実施した.その結果,試料やポリマーの違いなどによって混合土の排水性は異なるものの,一定条件のもとでポリマー添加混合により短期の排水を促進できること,浚渫発生土の活性度が添加混合直後のごく初期段階での排水しやすさに影響することを明らかにした.さらには圧密試験を通じて,対象土に比べて混合土の圧密係数及び透水係数が低下することが確認されたが,これはポリマー添加混合後の排水促進傾向とは整合しない結果であった.そのため,初期の顕著な排水は,フロック形成時に取り込まれなかった余剰水が排出されたものと考察された.</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ