書誌事項
- タイトル別名
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- Skin involvement in adult T-cell leukemia/lymphoma presenting as granuloma annulare-like eruptions
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説明
<p>75歳,女性,島根県出身。初診1ヵ月前に,前腕に瘙痒を伴う紅斑が出現し,徐々に多発した。近医でステロイド外用治療をされたが軽快せず,当科を紹介受診した。初診時,躯幹四肢に辺縁堤防状に隆起する環状の浸潤性の紅斑が散在し,環状肉芽腫様であった。皮膚病理組織では,紅斑部では一部表皮内にポートリエの微小膿瘍を認め,真皮に結節状にリンパ球様単核球と組織球を認めた。浸潤している細胞はCD3,CD4,CD25,CCR4陽性であり,CD7は発現低下していた。中央の退色部では,変性した膠原線維の周囲に組織球を認めた。血液検査では白血球11180/μL,異常リンパ球11.3%と上昇を認め,HTLV-1陽性であり成人T細胞白血病リンパ腫と診断した。初診1ヵ月後に異常リンパ球が急増し,CHOP療法2コース,モガムリズマブ併用CHOP療法4コース,モガムリズマブ単体投与を4コース施行しCRに至った。</p>
収録刊行物
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- Skin Cancer
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Skin Cancer 39 (2), 186-191, 2024
日本皮膚悪性腫瘍学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390864977280984448
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- ISSN
- 18843549
- 09153535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可