ICUにおける早期栄養介入管理加算(2022年)
Description
<p> 令和4年度診療報酬改定で, 早期栄養介入管理加算の算定対象となる治療室が拡大した. また, 入室後48時間以内に経腸栄養を開始した当日以降400点の加算となったが, 開始できずとも入室後早期から必要な栄養管理を行った場合には, 入室日から起算して7日を限度として250点の加算が可能となった. さらに早期から栄養管理を実施するため「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン」を参考にして院内において栄養管理に係る手順書 (プロトコル) を作成してそれに従って必要な措置が実施されていることも加算要件に追加された. 自施設の治療室にあわせた独自の栄養プロトコルを作成して実施することで, どの医療者が対応したとしても栄養の開始から増量 (あるいは中止) まで同じ基準で行うことができると考えられる. 早期栄養介入管理加算は患者の早期離床, 在宅復帰を推進する観点から設けられたものである. 本加算の改定にともない届出施設は増加しているが, 本来の目的を忘れず, くれぐれも加算を算定することや, 栄養プロトコルを遵守することが目的とならないよう注意したい. </p>
Journal
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- The Japanese Journal of SURGICAL METABOLISM and NUTRITION
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The Japanese Journal of SURGICAL METABOLISM and NUTRITION 58 (5), 153-156, 2024-10-15
JAPANESE SOCIETY for SURGICAL METABOLISM and NUTRITION
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390865132218234752
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- ISSN
- 21875154
- 03895564
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
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- Abstract License Flag
- Disallowed