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ある人にとって参加することからも参加しないことからも負の利得が生じるゲームを「迷惑ゲーム」と呼ぶことにすると、学校においてはさまざまな迷惑ゲームが見られる。迷惑ゲームへの対処法を検討したところ、そのまま参加を続ける、負の利得を受け入れてゲームから降りる、参加の利得を改善する、不参加の利得を改善してゲームから降りる、独自のゴールを設定する、ルールを守らない、ゲームをぶち壊す、ゲーム自体を変えるという8種類の対処法が考えられた。ゲーム自体を変える可能性を検討するため、ゲームに関するゲームという意味での「メタゲーム」に関連する多様な領域の言説についてメタ分析したところ、迷惑ゲームへの対処法としては、メタゲームの困難さ、ルールを変えるための「変更のルール」の重要性、ゲーム離脱の可能性といったことから示唆が得られることが確認された。メタゲームを個人で行うことは困難であり、ゲーム離脱の可能性を捉えておくことも必要だということが明らかになった。
Journal
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- 授業実践開発研究 = Study on Development of Teaching
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授業実践開発研究 = Study on Development of Teaching 16 1-10, 2023-03
千葉大学教育学部授業実践開発研究室
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390865209606315264
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- NII Book ID
- AA12394317
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- ISSN
- 18848818
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB