経尿道的前立腺吊り上げ術後の尿閉に対しHoLEPが有効であった一例
書誌事項
- タイトル別名
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- An effective case of HoLEP for urinary retention after prostatic urethral lift (PUL)
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説明
<p> 症例は78歳男性, 2021年8月腹部膨満感につき前医受診. 腹部USにて残尿750 mL・前立腺推定体積は50 mLであった. 尿閉の診断で尿道カテーテル留置となり, 内服治療下に計4度抜去されるも自尿を認めなかった. その後経尿道的前立腺吊り上げ術 (prostatic urethral lift : PUL) を施行するもやはり自尿認めなかった. 経尿道的前立腺核出術 (HoLEP) 目的に2023年1月に当院紹介受診となり, 同年3月にHoLEPを施行. 術中・術後合併症はなく, 病理組織では明らかな悪性所見を認めなかった. 術後2日目に尿道カテーテルを抜去し, 3日目に退院となった. PULが本邦で保険収載されたのは2022年4月とまだ日が浅く, 同手術後にHoLEPを施行した報告は少ないためここに報告する.</p>
収録刊行物
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- Japanese Journal of Endourology and Robotics
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Japanese Journal of Endourology and Robotics 37 (2), 409-413, 2024
一般社団法人 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390865409033282176
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- ISSN
- 2436875X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可