労働基準法上の過半数代表・労使協定の位置づけと機能の縁起沿革 : 労基法上の規定の効力の二元的理解完成まで

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書誌事項

タイトル別名
  • The Historical Development of the Placement and Function of Workforce Agreement under the Labour Standards Act 1947: The Origin of the Dualistic Understanding of the Effect of Labour Standards Act 1947
  • ロウドウ キジュンホウ ジョウ ノ カハンスウ ダイヒョウ ・ ロウシ キョウテイ ノ イチズケ ト キノウ ノ エンギ エンカク : ロウキホウ ジョウ ノ キテイ ノ コウリョク ノ ニゲンテキ リカイ カンセイ マデ

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説明

Ⅰ　はじめに / 　１　緒言 / 　２　本稿の考察対象・分析視角・考察順序 / Ⅱ　制定時の労働条件決定・設定の仕組みと三六協定の位置づけ・機能 / 　１　制定当時の労基法における労働条件決定・設定の仕組み / 　　（１）集団的な意味での対等決定原則 / 　　（２）全体の仕組み / 　２　三六協定の位置づけ / 　　（１）法定労働時間の統一と柔軟性確保の必要性 / 　　　（ⅰ）週48時間１日８時間への統一 / 　　　　（a）第一次案 / 　　　　（b）第二次案 / 　　（２）三六協定（労使協定）の位置づけ・意義 / 　　　（ⅰ）法定労働時間の設定と時間外労働の希望の実現 / 　　　　（a）法定労働時間の統一と実態との不整合 / 　　　　（b）個別の合意の否定と協定による実現 / 　　　（ⅱ）協約・協定の法的性格 / 　３　小括 / 　　（１）全体的な労働条件決定・設定の仕組み / 　　（２）労働条件決定・設定における労使協定の位置づけ・機能 / Ⅲ　三六協定の効力の争点化と労基法上の規定の効力の二元的理解 / 　１　議論の背景 / 　　（１）私法上の効力の有無という論点の出現 / 　　（２）労使協定と労働協約の関係 / 　　　（ⅰ）直截的な私法上の効力の否定 / 　　　（ⅱ）労働協約として締結された場合の効力 / 　　（３）具体的な争点と二元的解釈 / 　２　一元的理解の試み——西川達雄 / 　３　労基法上の集団と集団意思——三浦恵司 / 　　（１）一体的な理解の可能性 / 　　（２）労基法の目的と集団意思の存在 / 　　（３）協定の本質 / 　　（４）集団の存在と代表性の検討 / 　　（５）まとめ / 　４　労基法上の経営協定としての労使協定――花立忠 / 　　（１）基本的な視点 / 　　（２）労基法の性格と労使協定の位置づけ / 　　（３）労使協定の法的性格 / 　　（４）まとめ / 　５　二元的理解の確立と労働者の義務づけへの関心の遷移 / 　６　小括 / 　　（１）論点の出現と通説 / 　　（２）一元的理解の試み / 　　（３）二元的理解の確立 / Ⅳ　結びに代えて / 　１　制度拡大の意義と労働条件決定・設定の全体像 / 　２　「最低」基準の実現のための仕組み

収録刊行物

  • 法政研究

    法政研究 91 (3), 137-168, 2024-12-18

    九州大学法政学会

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