母指CM 関節症に対する鏡視下大菱形骨部分切除術の治療成績

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タイトル別名
  • Arthroscopic Hemitrapeziectomy for Trapeziometacarpal Osteoarthritis

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説明

<p>母指CM 関節症に対する鏡視下大菱形骨部分切除術を施行した13 例(男性5 例,女性8 例)の治療成績について検討した.Eaton 分類はstage 2 が2 例,stage 3 が11 例,平均年齢は66 歳,平均経過観察期間は25 か月であった.術前と最終観察時において,橈側外転は41 度から45 度へ,掌側外転は40 度から47 度へ,側方ピンチは4.7kg から6.8kg へ,指尖ピンチは2.8kg から4.6kg へ,DASH score は39.9 点から12.6 点へそれぞれ改善方向への変化を認めた.中手骨の術後沈下と亜脱臼については,大菱形骨腔が11.8mm から9.6mm,背側亜脱臼は3.5mm から4.0mm となり,共に術前から最終観察時までの変化量は軽度であった.また,中手骨の沈下や背側亜脱臼に対する追加治療は不要であった.母指CM 関節症に対して鏡視下に大菱形骨を部分切除するだけで良好な治療成績が得られた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390865950718357248
  • DOI
    10.60304/jjssh.41.4_397
  • ISSN
    21881820
    21854092
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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