書誌事項
- タイトル別名
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- Interictal burden of migraine and its evaluations: a literature review
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説明
<p>片頭痛の発作間欠期の患者負担に関するtargeted literature reviewを実施した.文献レビューの結果,①片頭痛の随伴症状や患者負担は発作時のみではなく,発作間欠期にも存在すること,②発作間欠期には,繰り返し出現する頭痛発作に対する恐怖や不安などが日常活動への支障や生活の質(Quality of Life:QOL)の低下をもたらすこと,③カルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide:CGRP)関連抗体薬による予防治療は,発作間欠期の負担を軽減する可能性があることなどが明らかとなった.これらのことから,片頭痛治療では,発作間欠期の負担を含めた患者のアンメットニーズを確認したうえで,患者個人の負担に合わせた適切な治療法を選択することが重要である.</p>
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 65 (1), 8-15, 2025
日本神経学会