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- 中川 究也
- 九州大学工学研究院化学工学部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on the Development and Modeling of Food Freeze-Drying Processes
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説明
<p>食品製造のためのモデル開発において,種々の製品品質を製品組成とプロセスの操作条件から定量的に導くことは大きなモチベーションである.本稿では,凍結乾燥プロセスのモデル化に関する筆者の研究を紹介する.凍結乾燥プロセスにおける氷結晶形成は,乾燥速度を決定する重要な因子であるが,形成する氷結晶の平均サイズを凍結のシミュレーションによって推算し,ここから乾燥進行のシミュレーションへと繋げられることを示した.また,食品凍結乾燥の多くは外表面が受け取る輻射熱を主たる熱源として進行させるため,三次元的に乾燥が進行する.これを一次元的に取り扱える単純化したモデルを提案し,このモデルによる乾燥シミュレーションの検証結果を示した.さらに,凍結乾燥製品の品質と関わるコラプスの発生をシミュレートする試みについても紹介し,コラプスに伴う乾燥製品の形状変化を定量データとして扱う可能性について示した.</p>
収録刊行物
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- 日本食品工学会誌
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日本食品工学会誌 26 (1), 1-9, 2025-03-15
一般社団法人 日本食品工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390866492597493632
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- ISSN
- 18845924
- 13457942
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可