国語科の協働学習場面において中学生は評価をいかに予測するか
-
- 相田 直樹
- 東京大学大学院教育学研究科
書誌事項
- タイトル別名
-
- How Do Junior High School Students Predict Evaluation in Collaborative Learning Settings in Japanese Language Classes?
この論文をさがす
説明
<p>本研究は,国語科の協働学習場面において,中学生が意見を表明する際に他の学び手からの評価をどのように予測し,また他の学び手の意見表明に対してどのように評価するかを検討することによって,これらの評価にずれがあるか否かを検討することを目的とした.評価予測に関する先行研究を追試した上で,国語科の協働学習場面についての質問紙調査を実施した.分散分析の結果,学年にかかわらず,「学び手自身に対する評価予測」は「他の学び手に対する評価」よりも有意に低いことが示された.また,階層的重回帰分析を行った結果,「学び手自身に対する評価予測」にはクラスへの居心地の良さの感覚が,「他の学び手に対する評価」にはクラスへの居心地の良さの感覚と国語科充実感が正の影響を及ぼしていたことが示された.最後に,本研究の知見と教育実践との関連について議論した.</p>
収録刊行物
-
- 日本教育工学会論文誌
-
日本教育工学会論文誌 49 (1), 55-63, 2025-03-20
一般社団法人 日本教育工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390866570019177088
-
- ISSN
- 21896453
- 13498290
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可