急性期病院における看護師のケアマネジメントプロセスの質評価と自律性・職務満足度との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Relations between Quality of Care Management-process, Autonomy and Job Satisfaction for Practice Nurses in an Acute Care Hospital
  • キュウセイキ ビョウイン ニ オケル カンゴシ ノ ケア マネジメント プロセス ノ シツ ヒョウカ ト ジリツセイ ショクム マンゾクド ト ノ カンケイ

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説明

<p>【目的】本研究は,急性期病院における看護師のケアマネジメントプロセスの質評価(QCM-P),自律性(NAS),および職務満足度(MJS)の関係とそれらの関連要因を分析し,退院調整における看護師のあり方を検討するために実施した.</p><p>【方法】対象者はS病院の全看護師110名で自記式質問紙調査を行った.分析対象者は58名であった.調査内容は基本属性,QCM-P,NAS,MJSで,分析はQCM-P,NAS,MJSの各因子,合計平均得点と職位とはt検定.病棟・学歴とは一元配置分散分析,勤務年数とはPearsonの相関係数を実施した.さらに,QCM-PとNASは各項目と職位についてt検定を実施した.QCM-P,NASとMJSはPearsonの相関係数を求めた.</p><p>【結果】①QCM-Pの合計得点はNASの合計得点と有意に相関し(r=.456),QCM-Pの各因子,合計得点は管理職のほうがスタッフよりも有意に高かった,②病棟看護師のNASの各因子,合計得点は,職位で有意差がみられ,経験年数と相関していた.③QCM-PとMJSの得点は相関がみられなかった.ただし,NASの合計得点とMJSの「職業的地位」と相関していた.</p><p>【考察】:病棟の看護師が実施するケアマネジメントプロセスの質評価(QCM-P)と看護師の実践能力である自律性(NAS)は関連がみられた.そしてNASは測定用具として,利便性が高いことが示唆された.</p>

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