スクーンメーカーが蒔いた「宣教の種」150年後の実り : グランディ郡歴史協会博物館ドーラ・E・スクーンメーカー常設展示に至る経緯

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タイトル別名
  • The Fruits of the “Seeds of Mission" Planted by Schoonmaker 150 Years Later : The Story of How the Dora E. Schoonmaker Permanent Exhibit in the Museum of the Grundy County Historical Society Came into Being
  • スクーンメーカー ガ マイタ「センキョウ ノ タネ」150ネンゴ ノ ミノリ : グランディグン レキシ キョウカイ ハクブツカン ドーラ・E・スクーンメーカー ジョウセツ テンジ ニ イタル ケイイ

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説明

青山学院は1874年11月16日ドーラ・E・スクーンメーカー宣教師により始められた麻布の女子小学校からその歴史がスタートし、2024年に創立150周年を迎えた。まさにその2024年、アメリカイリノイ州のグランディ郡歴史協会博物館において、ドーラ・E・スクーンメーカー常設展示が開始されることとなった。ドーラが日本で蒔いた「宣教の種」は、150年後に今度はアメリカに還流して、ドーラが育ち、宣教を決意し、そこから日本へと旅立ったグランディ郡に蒔かれることになり、常設展示という形で新たに花を咲かせはじめたのである。これは決して意図された企画ではなく、関わった者たちの思いを越えて波紋のように広がっていったムーブメントであり、それ自体ドーラと向き合い対話するプロセスであった。本稿は、この展示が未来に向けて、国境を越えたさらなるムーブメントの出発点となることを期待しつつ、その約一年の経緯を報告するものである。

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