小児の検尿マニュアルを地域でどのように活かしていくか :~九州学校検診協議会の展望~

  • 大塚 泰史
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 かすがの杜こどもクリニック
  • 郭 義胤
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 福岡市立こども病院腎疾患科
  • 白川 利彦
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 しらかわ小児科クリニック
  • 仲里 仁史
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 熊本大学大学院生命科学研究部小児健康教育学講座
  • 塩穴 真一
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 大分県立病院小児科
  • 宮田 純一
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 みやた内科医院
  • 宮園 明典
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 鹿児島大学病院小児科
  • 粟田 久多佳
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 琉球大学医学部保健学科
  • 中西 浩一
    九州学校検診協議会腎臓専門委員 琉球大学大学院医学研究科育成医学(小児科)講座

書誌事項

タイトル別名
  • How to Apply the Pediatric Urinary-Screening Manual to Local Programs An Outlook from the Kyushu Council for In-School Examination

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説明

<p>九州学校検診協議会は,2004年に九州学校腎臓病検診マニュアルを作成し,九州各県で普及してきた.近年,小児慢性腎臓病の原因の多くが先天性腎尿路異常(CAKUT)となり,学校検尿ではCAKUTを含めたスクリーニングが全国で提唱された.九州も地域に合わせて尿中β2ミクログロブリン/尿クレアチニン比,超音波検査が導入できるように,マニュアルを第5版に改訂した.特に超音波検査は専門ではない医療者への啓発が必要であり,簡単な超音波マニュアルや動画の教材を作成した.約20年間にわたる九州学校検診協議会の歴史を紹介し,毎年公表している集計結果やIgA腎症の発見契機における学校検尿の役割など活動内容を解説する.Personal Health Record(PHR)導入をはじめ学校保健が進歩していく中で,九州学校検診協議会は学校検尿の成果や重要性を発信できるようさまざまな情報を活用し,今後も展開させる必要がある.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390866882737043456
  • DOI
    10.3165/jjpn.rv.24-036
  • ISSN
    18813933
    09152245
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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