臨床能力獲得における学位研究経験の意義に関する調査

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationship Between PhD Research Experience and Clinical Competency of Physicians

この論文をさがす

説明

背景 : 近年の若手医師の研究離れの要因の1つとして, 臨床医育成における研究経験の意義が不明確であることが挙げられている. 方法 : 地域に貢献する臨床医の育成を理念とする大学医学部臨床講座の同門医師に対して研究経験と臨床能力の関連についての混合研究を行った. 結果 : 臨床医を主体とする調査対象の量的データから臨床能力項目と関連する研究経験項目が抽出され, 質的データからその関連についての認識が示された.  結論 : 本研究から, 医師が自身の研究経験項目と臨床能力項目の向上を関連づけて認識していることが示唆された. この結果は臨床医の育成を念頭に置いた研究プログラムの構築に重要な知見になると思われる.

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 56 (2), 99-112, 2025-04-25

    日本医学教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390866967968293632
  • DOI
    10.11307/mededjapan.56.2_99
  • ISSN
    21850453
    03869644
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ