Squamoid moruleを伴う上行結腸原発Mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm (MiNEN)with squamoid morule of the colon

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説明

<p>要旨:Squamoid morule を伴う Mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)の1例を経験した。症例は40歳代男性で,排便時の鮮血出血を契機に近医を受診。生検にて腺癌と診断され,右結腸半切除術が行われた。組織学的には腺癌成分の他に,神経内分泌腫瘍(Neuroendocrine;NET)成分がみられ,腫瘍成分はほぼ同じ面積であった。またそれぞれの成分にSquamoid morule を認めた。免疫組織化学では腺癌成分でCDX2陽性,Synaptophysin陰性,Ki-67陽性率は45%,NET成分でSynaptophysin陽性,Ki-67陽性率は61%であり,NET G3相当であった。Squamoid morule を示す箇所ではCK5/6陽性,b -cateninが核に陽性,Ki-67陽性率は1%未満であった。腺癌成分とNET成分がともに病巣の30%以上を占めており,Squamoid morule を伴うMiNENと診断した。</p>

収録刊行物

  • 診断病理

    診断病理 42 (2), 150-155, 2025

    一般社団法人 日本病理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390866979075001216
  • DOI
    10.69281/jspjjdp.2024_11_0046
  • ISSN
    27598128
    13456431
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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