頭頸部がんの認知度と医療情報の収集方法

  • 東野 正明
    日本頭頸部癌学会広報委員会 大阪医科薬科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 西尾 直樹
    日本頭頸部癌学会広報委員会 名古屋大学耳鼻咽喉科
  • 福田 裕次郎
    日本頭頸部癌学会広報委員会 川崎医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 上田 勉
    日本頭頸部癌学会広報委員会 広島大学大学院医系科学研究科耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学研究室
  • 岡野 晋
    日本頭頸部癌学会広報委員会 国立がん研究センター東病院頭頸部内科
  • 中村 聡明
    日本頭頸部癌学会広報委員会 関西医科大学放射線治療科
  • 安倍 吉郎
    日本頭頸部癌学会広報委員会 徳島大学大学院医歯薬学研究部形成外科学
  • 吉岡 秀郎
    日本頭頸部癌学会広報委員会 大阪労災病院歯科口腔外科
  • 藤原 和典
    日本頭頸部癌学会広報委員会 鳥取大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 中川 雅裕
    日本頭頸部癌学会広報委員会 浜松医科大学形成外科
  • 藤本 保志
    日本頭頸部癌学会広報委員会 愛知医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 松浦 一登
    国立がん研究センター東病院頭頸部外科
  • 丹生 健一
    神戸大学耳鼻咽喉・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Head and neck cancer recognition and medical information gathering methods

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説明

はじめに:頭頸部がんが早期発見・早期治療され,治療成績が向上するためには,頭頸部がんがより広く,より正確に一般市民に認知される必要がある。 <br>方法:日本頭頸部癌学会広報委員会の頭頸部がんの認知度向上プロジェクトとして,頭頸部がん克服デーのイベントを実施し,一般市民1,574人を対象にアンケート調査を施行した。 <br>結果:頭頸部がんの認知度は45.6%であり,高齢者ほど高く,性別で差はなかった。咽頭がんや喉頭がんは,約80%で頭頸部がんと認識されていたが,舌がんや甲状腺がんは約30%であった。医療情報の収集方法は主治医が74.3%,インターネットが42.9%,医療関係者である友人が35.4%,続いてテレビ,新聞,SNS,医療関係者でない友人の順に多かった。 <br>考察:頭頸部がんの認知度向上のためには,他科医師や医療従事者に向けた啓発活動およびインターネットによる発信が重要である。

収録刊行物

  • 頭頸部癌

    頭頸部癌 51 (1), 1-6, 2025

    日本頭頸部癌学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390867067489689088
  • DOI
    10.5981/jjhnc.51.1
  • ISSN
    18818382
    13495747
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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